
レジネッタ。
その名を聞くだけで、あの春を思い出す競馬ファンも多いでしょう。
2008年、桜花賞(GI)。
凛とした佇まいでターフに立ち、最後まで気高さを失わずに駆け抜けた姿は、今も記憶の奥に残っています。
JRAの二歳新馬戦にてデビューし、28戦4勝。
獲得賞金は2億7,390万円。
決して派手に勝ち星を重ねた馬ではありません。
それでも、ここ一番で見せる強さと意志の強さは、「レジネッタは特別だった」と、多くの人の心に刻まれました。
引退後は繁殖馬として、新たな役目を生きてきました。
13頭の仔馬を産み、JRAで14勝。
数字だけを見れば淡々として見えるかもしれません。
けれど、その一頭一頭に、確かに命をつなぎ続けてきた時間があります。
競走馬としてだけでなく、“お母さん馬”としても立派に役目を果たしてきました。
レジネッタの性格は少々きつめで、自分の子どもに対してもどこか塩対応。
甘やかすことはしないし、べったり寄り添うタイプでもありません。
それでも、必要なことは必ず教え、
離れた場所から、きちんと見守ってきました。
その気質は産駒にも受け継がれているようで、生まれてきた子どもたちもまた、芯の強い性格を持つ馬が多いと言われています。
厩舎スタッフに対しても、自分の意思や個性をしっかり主張するタイプ。
簡単に懐く馬ではありませんが、その分、レジネッタなりの信頼関係が築かれると、確かな存在感を放ちます。
その姿は、現役時代から変わらない“女王の気高さ”そのものです。
そして2025年のラストクロップ(父:エピファネイア)をもって、
レジネッタは繁殖馬としての役目を終えます。
これからは功労馬として、
誰にも急かされることなく、自分のペースで、余生を過ごす予定です。
レジネッタ。
その馬生は、強く、誇り高く、そして静かに、完結へ向かっています。
プロフィール


- 性別
- 牝馬
- 毛色
- 鹿毛
- 誕生日
- 2005年5月11日生
- 両親
-
父 : フレンチデピュティ
母 : アスペンリーフ
母父:サンデーサイレンス
近親馬:リヴェレンテ、アエローザ
- 馬主
- 社台レースホース
- 生産牧場
- 追分ファーム
- 戦績
- 28戦4勝