
フォーエバーモア。
その名前には、「永遠に」という願いが込められているように思えます。
JRAの二歳新馬戦にてデビュー。
2014年にはクイーンカップ(GⅢ)を制し、16戦4勝。
大舞台で輝きを放ちながらも、決して派手さだけで語られる馬ではありませんでした。
一歩一歩、懸命に走る姿が、静かに人の心に残る——そんな競走馬でした。
しかし、レース中の鼻出血。
それは突然訪れ、フォーエバーモアの競走生活に、終止符を打ちました。
まだ走れるかもしれない。
まだ見たい景色があったかもしれない。
それでも彼女は、立ち止まることなく、次の役目へと進みます。
繁殖馬として歩んだ日々。
5頭の仔を産み、産駒勝利数も多数。
数字の裏には、何度も季節を越え、何度も命と向き合ってきた時間があります。
母として過ごす姿は穏やかで、どこか静かな強さをまとっていました。
そして今。
フォーエバーモアは、北海道・追分ファーム リリーバレーで
リードホースという新しい役割に挑戦しています。
仔馬たちとの距離感に悩み、
「どう寄り添えばいいのだろう」と考えながら、
それでも毎日、少しずつ歩み寄る。
完璧ではないけれど、逃げずに向き合うその姿は、とても人間らしく、胸を打ちます。
どこから見ても美人顔で、
馬房はいつもきれい。
その丁寧さは、フォーエバーモアの生き方そのものです。
思い描いていた未来とは、違ったかもしれない。
それでも、いまここで、懸命に生きている。
競走馬として走り、母として命をつなぎ、そして今は導く側へ。
フォーエバーモア。
その馬生は、まだ続いています。名前のとおり、前を向いて。
プロフィール


- 性別
- 牝馬
- 毛色
- 栗毛
- 誕生日
- 2011年2月6日生
- 両親
-
父 : ネオユニヴァース
母 : エターナルビート
母父:Pentelicus
近親馬:マルカジーク、エターナルロブロイ
- 馬主
- サンデーレーシング
- 生産牧場
- 追分ファーム
- 戦績
- 16戦4勝