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2025.11.16

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幻の馬「クリオージョ」血統の馬、マーシャル(元へレス)

クリオージョ(Criollo)とは、南米アルゼンチンやウルグアイを中心に発展した、
“世界で最も丈夫で、最もタフな馬” と称される伝統血統です。
その名前には「その土地で育った者」という意味があり、
まさに南米の大地とともに生きてきた“文化と歴史の馬”です。

この血統の最大の特徴は 圧倒的な持久力と生命力。
乾燥地帯、草原、山岳、湿地など、過酷で変化の激しい環境の中でも力強く生き抜き、
時には何百キロにもおよぶ長距離移動を、ほとんど休まずにこなすことができます。

実際、クリオージョには
1万6000km以上を踏破した南米横断遠征の記録
があり、その驚異的なスタミナは世界中の馬愛好家を魅了しています。

馬体はサラブレッドよりコンパクトながら、
骨量があり、筋肉がしっかりと付き、蹄が非常に強いのが特徴。
無駄がなく、どんな地形にも対応できる、まさに“実用馬として完成したフォルム”です。

性格面も高く評価されており、
クリオージョは とても賢く、穏やかで、人への信頼心が強い馬 といわれています。
牧畜文化を支えたガウチョ(南米カウボーイ)の相棒として歴史を歩んできたため、
人と協力して働くことが当たり前だった血統です。

そのため、
・素直で落ち着きがある
・指示理解が早い
・環境適応力が高い
・トラブルが少ない
という“愛されやすい性格”が多くのファンを魅了しています。


しかし、日本ではクリオージョは “幻の血統” とも呼ばれています。
その理由は、南米からの馬の輸送コストや検疫の厳しさ、
日本の馬文化がサラブレッド中心であることから 輸入頭数が極端に少ない ためです。
国内では数頭レベルと言われるほど希少で、
情報もほとんど出回らないことから、その存在自体が“伝説”のように扱われています。
何年か前にクリオージョが期待された時期もありましたが
その調教の難しさ(素直に走らない)から断念され、
日本ではほぼ途絶えた血統とされています。


世界では「最強のスタミナ馬」として高く評価され、
日本では「幻の血統」として語られるクリオージョ。
その二面性こそが、この血統の最大の魅力です。

貴重なクリオージョ血統の馬がにんにんホーススクールに1頭います。
名前はマーシャル。

見た目の可愛らしさ(シルバニアファミリーの様な見た目)から
想像もできないくらい、この施設のボス馬です。


そのようなギャップもたまらないですね。


あなたの応援が、南米から受け継がれた強く優しいクリオージョの毎日を支える力になります。
どうぞ温かいご声援をよろしくお願いいたします。